ヘアケア
2026.06.11
vol.67

毎日のバスタイムで何気なく使っているシャンプー。種類や成分によって、髪や頭皮への影響が異なることをご存じでしょうか。
近年では、髪や頭皮への負担を気にする方を中心に「アミノ酸系シャンプー」が注目されています。しかし、実際にどのような特徴があるのか分からない方も多いはず。
また、ほかのシャンプーとの違いも気になるところですよね。
この記事では、アミノ酸系シャンプーの特徴や代表的な洗浄成分の違い、おすすめの人から自分に合った商品の選び方まで詳しく解説します。
アミノ酸系シャンプーと一般的なシャンプーは、どのような違いがあるのでしょうか。
まずは、アミノ酸系シャンプーの特徴について詳しく見ていきましょう。
アミノ酸系シャンプーとは、「アミノ酸由来の界面活性剤」をメインの洗浄成分として配合しているシャンプーを指します。
界面活性剤は水と油をなじませて汚れを落とすために必要な成分のこと。界面活性剤の種類によって、シャンプーの洗浄力や刺激の強さが異なります。
アミノ酸は、人間の皮膚や髪の毛を構成するたんぱく質のもとになる成分です。頭皮や髪との親和性が高く、刺激や負担が少ないといった特徴があります。
ドラッグストアなどでよく見かける一般的なシャンプーに含まれる高級アルコール系と比べるとマイルドな洗浄力で、頭皮に必要な皮脂を落としすぎない点も魅力。乾燥やフケ、かゆみなど頭皮トラブルが気になる方にも向いています。
前述の通り、アミノ酸系シャンプーは、髪や頭皮にやさしいマイルドな洗い心地が特徴です。健康な肌や頭皮は弱酸性に保たれていますが、アミノ酸系シャンプーも同じように弱酸性で作られています。
毛穴汚れや余分な皮脂を落としながら、必要なうるおいを残すため、乾燥や刺激が気になる方にも取り入れやすいでしょう。
また、洗浄力の強いシャンプーはキューティクルに負担がかかり、きしみを感じやすくなることも。一方、アミノ酸系シャンプーは髪が柔らかくふわっとした仕上がりになります。
カラーやパーマによるダメージ、乾燥によるパサつきやうねりに悩んでいる方にもおすすめです。
アミノ酸系の洗浄成分は、一般的なシャンプーに使用される石油系や高級アルコール系の成分(ラウレス硫酸Naなど)に比べて、原料コストが高い傾向があります。そのため、価格が高めに設定されている商品も少なくありません。
また、アミノ酸系シャンプーの多くは洗浄成分だけでなく、保湿成分や補修成分などにこだわっている点も、価格が上がりやすい理由の一つです。
シャンプーは毎日使うアイテムだからこそ、無理なく続けられるか確認することも大切。成分だけでなく、容量やコスパもあわせてチェックしてみましょう。

アミノ酸系シャンプーといっても、使用されている成分によって洗い心地や仕上がりは異なります。
ここでは、代表的な洗浄成分とそれぞれの特徴について解説します。

グルタミン酸系の洗浄成分は、アミノ酸系シャンプーのなかでもマイルドな使い心地が特徴です。
主な成分名としては、「ココイルグルタミン酸TEA」・「ココイルグルタミン酸Na」・「ココイルグルタミン酸K」などが挙げられます。穏やかな洗浄力で、頭皮に必要な皮脂を残しながら洗い上げるため、乾燥肌や敏感肌の方にも選ばれています。
洗い上がりはしっとりとしており、まとまりのある髪に仕上がるのもポイント。パサつきや広がりが気になる髪や、ダメージヘアの方にもおすすめです。
一方で、皮脂が多い方や整髪料をしっかり使う方には、洗浄力が物足りないかもしれません。
アラニン系の洗浄成分は、適度な洗浄力と軽やかな仕上がりが特徴です。
主な成分には、「ココイルメチルアラニンTEA」・「ココイルメチルアラニンNa」・「ラウロイルメチルアラニンTEA」などがあります。グルタミン酸系よりやや洗浄力がありながら、頭皮へのやさしさも両立している成分です。
ふんわりとした洗い上がりも魅力で、根元のボリュームが気になる方や、細くやわらかい髪質、重たい仕上がりを避けたい方にも向いています。
バランスの良い洗浄成分なので、はじめてアミノ酸系シャンプーを使う方にもおすすめです。
グリシン系の洗浄成分は、アミノ酸系シャンプーのなかでも比較的洗浄力が高い成分です。
主な成分には、「ココイルグリシンTEA」・「ココイルグリシンNa」・「ココイルグリシンK」などが挙げられます。アミノ酸系シャンプー特有の泡立ちの弱さをカバーでき、クリーミーな泡で汚れをすっきり洗い流せる点がメリットです。
さっぱりとした洗い上がりが好みの方や、頭皮がべたつきやすい方、汗や汚れをしっかり落としたい時にも向いているでしょう。
一方で、グルタミン酸系に比べると脱脂力があるため、乾燥しやすい髪質やハイダメージヘアの方は、きしみを感じやすいかもしれません。

ここからは、アミノ酸系シャンプーが向いている人の特徴を紹介します。
自分の頭皮や髪の状態と照らし合わせながら参考にしてみてください。
洗浄力の強いシャンプーを使って、ヒリつきを感じた経験のある方も多いのではないでしょうか。
アミノ酸系シャンプーは、肌と同じ弱酸性でマイルドな洗浄力が特徴です。必要なうるおいを残しながら汚れを落とせるため、刺激を感じやすい敏感肌にも適しています。
高級アルコール系シャンプーで頭皮があれたり、季節の変わり目や体調によってコンディションが乱れたりする方は、アミノ酸系シャンプーを試してみると良いでしょう。
パラパラとした白いフケや痒みは、頭皮の乾燥が原因かもしれません。洗浄力の強いシャンプーで皮脂を落としすぎると、頭皮がうるおいを保てず、フケや痒みを引き起こします。
アミノ酸系シャンプーは、必要な皮脂を残しながらマイルドに洗えるため、乾燥による不快感が気になる方にもおすすめです。さらに、うるおいをキープする保湿成分が含まれている商品を選ぶと、より頭皮の水分バランスが整い、痒みやフケの予防にも役立ちます。
「頭皮がべたつくから」と、洗浄力の強いシャンプーでゴシゴシ洗っている方は注意が必要です。
皮脂を必要以上に落としすぎると、かえって皮脂が過剰に分泌する「インナードライ」の状態になってしまう可能性があります。過剰に分泌された皮脂は、頭皮の臭いにつながるケースも少なくありません。
べたつきや臭いが気になる方は、アミノ酸系シャンプーで頭皮環境を整えてみましょう。
アミノ酸系の洗浄成分は、年齢や性別を問わず幅広い肌質に使える点も大きなメリットです。
マイルドな洗浄力で刺激が少ないため、大人だけではなく、デリケートな肌のお子さんにも取り入れやすいでしょう。商品によっては、「赤ちゃんから使える」と記載されている商品もあります。
一方で、皮脂分泌が活発な思春期世代や、整髪料をしっかり使う場合は、洗浄力が物足りなく感じるかもしれません。家族で共有する際は、予洗いを丁寧に行うなど、洗い方を工夫してみてください。

メリットの多いアミノ酸系シャンプーですが、髪質やライフスタイルによっては向いていない場合もあります。購入後に後悔しないためにも、どのような人に不向きなのかを確認しておきましょう。
マイルドな洗浄力のアミノ酸系シャンプーは、皮脂分泌が多い脂性肌にはあまり向いていません。
頭皮のべたつきが残ったり、洗い上がりに物足りなさを感じたりすることも。また、汚れや余分な皮脂が落としきれないと、毛穴詰まりや頭皮トラブルにもつながります。
一方で、べたつきの原因が「乾燥による皮脂の過剰分泌(インナードライ)」であれば、アミノ酸系シャンプーで頭皮環境を整えることができます。
そのため、本当に脂性肌なのか、それとも乾燥によるべたつきなのかを見極めることも大切です。
ワックスやヘアスプレーといった、ハードなスタイリング剤を使う方も、アミノ酸系シャンプーは適していません。これはマイルドな洗浄力により、髪に付着した油分やスタイリング成分を、一度のシャンプーで落としにくいためです。
整髪料が残った状態が続くと、髪のゴワつきやべたつきにつながるほか、頭皮トラブルの原因にもなります。アミノ酸系シャンプーを使用する場合は、シャンプー前の予洗いを丁寧に行ったり、二度洗いを取り入れたりすると良いでしょう。
洗髪後に「頭皮の汚れがすっきり落ちた」と感じるような、清涼感を求める方には、アミノ酸系シャンプーは向いていない可能性があります。
アミノ酸系シャンプーは、うるおいを残しながら洗うマイルドな使用感が特徴です。そのため、髪質によっては「洗えている感じがしない」「しっとり感が重たく感じる」と思うこともあるでしょう。
シャンプーに求めるものが「保湿」よりも「すっきり感」の場合は、高級アルコール系や石けん系シャンプーが合うかもしれません。
アミノ酸系シャンプーを購入しようと思っても、どの商品を選べば良いか迷いますよね。
ここでは、自分に合った商品を見つけるためのポイントを紹介します。
髪や頭皮への負担をできるだけ抑えたい方は、「グルタミン酸系」の洗浄成分が配合されたシャンプーを選んでみましょう。
グルタミン酸系はアミノ酸系シャンプーを代表する成分で、頭皮にやさしい洗い心地が特徴です。成分表示では、「ココイルグルタミン酸Na」や「ココイルグルタミン酸TEA」と記載されています。
乾燥しやすい髪やデリケートな頭皮にも取り入れやすく、しっとりまとまりのある髪を目指せます。
シャンプーを選ぶ際は、パッケージ裏面の全成分表示をチェックしてみましょう。
化粧品やシャンプーの成分表示は、配合量が多い順に記載されています。シャンプーの場合、もっとも多く含まれているのは「水」で、その次にメインとなる洗浄成分(界面活性剤)が続きます。
アミノ酸系シャンプーでは、水の次に「ココイル~」や「ラウロイル~」といった洗浄成分が記載されているかを確認すると良いでしょう。
シリコーンは、髪表面をコーティングして指通りを良くする成分です。一方で、頭皮に残るとべたつきや痒みの原因につながることがあります。
頭皮に刺激を感じやすい方は、「ノンシリコーンタイプ」を選ぶと良いでしょう。
また、ノンシリコーンのアミノ酸系シャンプーは、根元がふんわり仕上がりやすい点も特徴です。髪のボリューム不足が気になる方や、軽やかな仕上がりにしたい時にも向いています。
頭皮と髪のうるおいを守るヘア&ボディシャンプー

パサつきや広がりが気になるダメージヘアにぴったりな「CAC エヴィデンスヘア&ボディシャンプー」。100%アミノ酸系洗浄成分を使用した、肌と髪をやさしく洗い上げる全身洗浄料です。指通りの良いなめらかな仕上がりが特徴で、乾燥が気になる髪や肌が敏感な方にもおすすめ。9種類の保湿成分*が配合されており、うるおいを残しながら余分な汚れを落とします。
*デキストリン、グリシン、バリン、アラニン、セリン、アスパラギン酸、トレハロース、マンニトール、ベタイン
洗い上がりすっきり!泡タイプの全身シャンプー

専用泡立てポンプを使うことで、キメ細かい泡を簡単に作れる「CAC フォーミングウォッシュ」。アミノ酸系の洗浄成分を100%使用した、すっきりとした洗い上がりの全身洗浄料です。頭皮を洗う際は、2度洗いするのがポイント。1度目は、頭皮と髪をたっぷりの泡で包み込むように洗います。2度目は、泡をなじませたあと、指の腹で頭頂部に向かってマッサージするように洗いましょう。 すすぎは泡が残らないようにしっかりと洗い流してください。