ヘアケア
2024.11.14
vol.29
11月になると一気に冷え込み空気が乾燥しますが、乾燥からくる頭皮のかゆみ、フケ、髪の毛のパサつきなど、ヘアケアのお悩みはありませんか?頭皮も皮膚の一部と捉え、顔だけでなく、頭皮のケアも行うことが大切です。
皮膚の上には目には見えない常在菌が存在しています。その常在菌と、汗、垢、皮脂が混ざり合って皮脂膜となり、バリア機能を果たします。皮脂膜はバリアとなり、外的刺激から皮膚を守るほか、皮膚の潤いを逃さないよう蓋の役割もしています。これは頭皮でも同じです。頭皮の皮脂汚れが気になると、洗浄力の高いシャンプーを使用したり、頭皮をゴシゴシとこすってしまいがちです。しかし、皮脂は皮膚にとって本来悪いものではないので、過剰に落とす必要はありません。皮脂の取りすぎによる乾燥の悪化や、季節の変化で敏感になりがちな頭皮には、おだやかな洗浄成分であるアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。
①シャンプー前に髪の毛をブラッシング
シャンプー前のブラッシングで、頭皮や髪の毛についたホコリや汚れを浮かせます。そうすることで洗浄作用が発揮されやすく、髪の毛も絡まりにくくなります。②キメ細かい泡をたっぷり作る
洗浄料を泡立てネットなどでしっかり泡立て、手のひらを逆さまにしても落ちないくらい、キメ細かく弾力のある泡が理想です。③頭皮と髪の毛をしっかり洗う
頭皮を中心に泡をのせていき、頭皮と髪を包み込むように洗います。指の腹を使って頭皮をマッサージするような感覚で洗いましょう。洗っている間に泡が消えるのは汚れがあるサイン、泡を足しながら洗い上げましょう。④入念にすすぐ
時間をかけてしっかりすすぎます。シャワーを上からかけるだけではなく、シャワーヘッドを頭皮に当てながら、指の腹で頭皮を触って撫でるように流していきましょう。⑤洗った後は、素早く丁寧に乾かす
濡れた状態の髪の毛はキューティクルが剥がれやすく、髪が傷みやすい状態のため、早く乾かすことでダメージを軽減。タオルで頭皮と髪を抑えて水気をとってから、ドライヤーで頭皮から先に素早く乾かしましょう。髪の毛の内部には本来水分を保つ働きがあり、髪内部の水分量のバランスを保っています。しかし、乾燥することで保湿成分が流れ出てしまうと、乾燥はおろかキューティクルが剥がれてしまい髪の毛の傷みに繋がります。髪内部の水分量をくずさないよう、定期的にヘアパックを使用して保湿ケアすることが大切です。
髪の毛の水分は日常の些細な外的刺激で奪われてしまいます。
・ドライヤーの熱
・衣服による摩擦
・紫外線
・エアコンの風
・湿度の低下
など、乾燥を防ぐ為にも日中は髪の毛を保護するアイテムを追加し、外的刺激から髪の毛の水分を守りましょう。
タオルドライした髪の毛に塗布することで、ドライヤーの熱から毛髪を守ります。スタイリング剤としても使える個包装のジェルです。
髪の毛や頭皮は日常の積み重ねでダメージを受けやすいですが、毎日のお手入れを誠実に行えばまっすぐ応えてくれます。スキンケアだけでなく頭皮にも乾燥対策を取り入れ、すこやかな美髪を目指しましょう!