CACコラム

スキンケア

2025.10.09

vol.51

秋こそスキンケアの切り替え時!「ゆらぎ乾燥肌」を救うケア法

夏のダメージは秋に現れる!? “夏枯れ肌”を秋前に立て直す方法

ようやく秋めいてきて、過ごしやすい季節になったのに、「なぜか肌があれやすい……」と感じたことはありませんか? 秋は春同様に、肌が不安定になりやすい季節。乾燥やニキビ、かゆみなどの肌トラブルが増えるのもそのせいです。この時期にきちんとケアをしておかないと、冬の過酷な乾燥に耐えられず、敏感肌や慢性的な肌トラブルにつながることも。そこで今回は、秋に起こりやすい「ゆらぎ乾燥肌」の原因と、その対策を紹介します。

CONTENTS

秋は肌がゆらぎやすい季節!?

枯れ葉

秋は過ごしやすい気候である一方、「肌がゴワつく」「ニキビが出る」「かゆみや赤みが気になる」といった不調を感じる人が増える季節です。これは「ゆらぎ肌」と呼ばれる状態で、肌のバリア機能が低下し、一時的に不安定になった肌のことを指します。普段は健康な肌でも、ちょっとした変化に反応しやすくなり、敏感肌に似た状態を引き起こすのが特徴です。

というのも、夏の強い紫外線や汗、エアコンによる乾燥など、夏に受けた様々なダメージが蓄積した肌は、とても疲れています。たとえケアをしていたとしても、その影響は秋になってじわじわと表面化してきます。
そして、ただでさえバリア機能が低下し、肌の調子が悪い状態のところへ追い打ちをかけるのが秋の気候です。
気温や湿度が一気に下がるため、今まで乾燥が気にならなかった人でも肌のカサつきを感じてしまうこともあります。
これから冬にかけて乾燥が厳しくなるため、秋のうちからしっかりと保湿を心がけ、肌のバリア機能を整えておくことが、美肌を守るカギになります。

秋に「ゆらぎ乾燥肌」が増える理由とは?

潤いのイメージ

秋に「ゆらぎ乾燥肌」になりやすいのは、夏に受けたダメージを引きずったまま、秋特有の気候や環境の変化が重なることで肌のバリア機能が低下。肌が敏感に傾き、不安定になるからです。その代表的な要因を詳しく見ていきましょう。

■夏の紫外線ダメージの蓄積

一年の中で最も紫外線が強い夏。十分な紫外線対策をしていたつもりでも、肌には思っている以上のダメージを残しています。紫外線を浴びると肌は炎症を起こし、ターンオーバーが乱れることで角層が厚くなり、ゴワつきや乾燥を招きます。さらに、角層が厚くなることで水分が角層まで浸透しにくくなり、十分な保湿ができない状態に。こうした影響が秋に表面化し、透明感の低下やくすみ、ニキビ、赤みといった肌トラブルにつながりやすくなります。

■気温・湿度の低下と寒暖差

秋は夏の蒸し暑さから一転、空気が乾きはじめる季節です。特に10月以降は湿度が急激に低下。冬にかけてさらに40~50%も下がるといわれ、肌から水分が奪われやすくなります。さらに、昼間は汗ばむほど暖かいのに、朝晩は冷え込むなど一日の寒暖差も大きいため、肌がその変化についていけず、水分と油分のバランスが乱れ、バリア機能が低下してしまいます。その結果、カサつきやピリピリ感、吹き出物といった不調が起こりやすくなるのです。

■花粉やアレルゲンの影響

「花粉=春」というイメージがありますが、実は秋もブタクサやヨモギなどキク科やイネ科の花粉が多く飛散します。バリア機能が低下した敏感な肌に花粉が付着すると、かゆみや赤み、湿疹などの肌トラブルを引き起こす原因に。花粉症でない人でも肌だけに症状が出る場合があるため注意が必要です。特に秋風に乗って舞う花粉や塵、ほこりは肌に刺激を与えやすいため、花粉対策もスキンケアの一部として意識して取り入れましょう。

■室内環境による乾燥

秋は外気の湿度が下がるだけでなく、暖房を使い始めることで室内の空気も乾燥しやすくなります。乾燥した空気は肌から水分を奪い、カサつきやつっぱり感などの不調を加速させる原因に。特に長時間過ごすオフィスや寝室では乾燥が進みやすいため注意が必要です。

「ゆらぎ乾燥肌」を防ぐには?

鏡を見て肌を触る女性

秋は気温や湿度の低下、紫外線ダメージの蓄積、花粉や室内乾燥など、肌にとって過酷な環境が重なる季節です。ゆらぎ肌や乾燥トラブルを防ぐために必要なスキンケアと生活習慣のポイントをご紹介します。

スキンケア見直しのポイント

■スキンケアの見直しと保湿の徹底

秋は空気が乾燥し始め、夏の延長でさっぱり系のスキンケアを使い続けていると、うるおい不足で肌が不安定になりがちです。この時季はスキンケアを「保湿重視」に切り替えることが大切です。
まず意識したいのは、アミノ酸、グリセリンなどの保湿力の高い成分を配合したアイテムを選ぶこと。肌のバリア機能をサポートし、うるおいを長時間キープしてくれます。
また、肌の状態に合わせたアイテムの見直しも重要です。乾燥やゴワつきで化粧水がなじみにくいなど、普段使っているスキンケアに違和感が生じた時は、ゆらぎ肌のサイン。低刺激のものや敏感肌用のスキンケアアイテムに変更することがおすすめです。
さらに週に1~2回、保湿のためのパックを取り入れて集中ケアすることで、乾燥に負けないうるおい肌をキープできます。

■洗顔・クレンジングはやさしく

どれだけ保湿を徹底しても、洗顔やクレンジングで肌に負担をかけてしまっては意味がありません。秋のゆらぎ乾燥肌を防ぐためには、「洗いすぎない」「やさしく洗う」ことを意識しましょう。
まず大切なのは、洗顔の回数を増やしすぎないこと。1日に何度も洗顔すると、肌に必要な皮脂や保湿成分まで流れ出てしまい、乾燥やバリア機能の低下を招きます。洗顔は朝晩の2回までを目安にし、クレンジングや洗顔料は洗浄力が強すぎない、肌にやさしいタイプを選びましょう。
また、肌への摩擦は最小限に。ゴシゴシこするのは厳禁です。洗顔はたっぷりの泡を転がすようにして優しく洗い、すすぎの際は40度以下のぬるま湯で必要な皮脂を落としすぎないよう注意しましょう。
洗顔後はすぐに化粧水で水分を補い、美容液などでうるおいを閉じ込めることが大切です。

生活習慣・環境のポイント

■室内環境を整える

秋は暖房の使用が始まり、室内も乾燥しやすくなる季節です。外気の乾燥だけでなく、室内の湿度管理も肌のうるおいを守る大切なポイントになります。
まず心がけたいのは、湿度を50~60%にキープすること。肌は湿度が50%を下回ると乾燥を感じやすくなるため、加湿器を活用して湿度を上げましょう。部屋に濡れたタオルを干すだけで手軽に加湿効果が得られます。
また、暖房を使用する際は風が直接肌に当たらないように工夫することも乾燥対策につながります。例えばエアコンの風向きを変える、風除けパネルを使うなどの工夫で、肌へのダメージを軽減できます。

■紫外線・花粉対策も忘れずに

秋でも紫外線は降り注いでいるため油断は禁物。日常生活ではSPF20~30程度の日やけ止めを使い、長時間外出する際はこまめに塗り直しましょう。さらに帽子や日傘、UVカット効果のある衣類を取り入れることで、肌への負担をぐっと減らせます。また、この時期はブタクサなどの花粉が飛散しているため、花粉が気になる方はマスクを着用して肌への付着を防ぐと安心です。帰宅後はできるだけ早めに洗顔を行い、しっかりと保湿ケアをすることで、紫外線と花粉の両方から肌を守ることができます。

■生活習慣でサポート

肌の乾燥やゆらぎを防ぐには、外側からのケアだけでなく、生活習慣の見直しも大切です。規則正しい生活を心がけ、自律神経のバランスを整えることで、肌のバリア機能やターンオーバーの正常化につながります。
まずは栄養バランスの取れた食事を意識し、たんぱく質や必須脂肪酸、ビタミン、亜鉛などを取り入れることで、内側から肌のうるおいを支えることができます。
さらに、成長ホルモンが分泌される睡眠の質を高めることや、適度な運動や入浴、趣味の時間を取り入れてストレスを溜めないようにすることも、美しい肌づくりにつながります。

「ゆらぎ乾燥肌」におすすめのスキンケアは?

CACフェイスパック

ゆらぎやすい秋の季節には、肌にできるだけ負担をかけず、必要なうるおいを丁寧に届けてあげることが大切です。そんな時に心強い味方となってくれるのが、シンプルかつ低刺激な処方のCACのスキンケア。
1回使いきりの商品は防腐剤や香料、着色料を排除し、オイルや品質保持成分は完全無添加を徹底。余計なものを加えないからこそ、敏感に傾いた肌にも安心して使えます。
また、アミノ酸を中心に糖類・多糖類をバランスよく配合。アミノ酸は肌の「天然保湿因子(NMF)」の主成分であり、乾燥を防ぎながら透明感を与え、コラーゲンやエラスチンの生成をサポートしてハリのある肌へ導きます。肌あれやニキビにアプローチし、バリア機能やターンオーバーを健やかに整えてくれる頼もしい成分です。洗浄料にも100%アミノ酸系洗浄成分を使用しているから、うるおいを守りながら汚れや古い角質をやさしくオフし、洗う段階から肌をケアしてくれます。
加えて、CACならではの「使いきり」仕様で、毎回フレッシュな状態で使えるのも安心です。
敏感に揺らぎやすい秋の肌こそ、余計な負担をかけずに「必要なものだけ」を。そんなシンプルかつやさしい発想が、CACスキンケアの最大の魅力なのです。

敏感肌をやさしく守るスキンケア

ゆらぎ肌やカサつきに悩む肌には、シンプル処方で敏感肌をやさしく守る、基本のラインがおすすめです。洗う、守る、整えるの3ステップで、乾燥や外的刺激に負けないすこやかな肌へと導きます。

100%アミノ酸系の洗浄成分を使用したパウダー洗顔料。キメ細かい弾力のある泡で、肌本来のうるおいは守りながら、皮脂や毛穴汚れをきちんと落とし、あれがちな肌もおだやかに洗い上げます。

水分不足の角層をうるおいで満たし、みずみずしい肌に導く保湿化粧水。基材の水以外は3種類の保湿成分(グルコース、グリセリン、グリシン)が配合されているのみのシンプル処方。やさしい使い心地だから敏感肌にぴったり。

いつものローションにプラスオン。うるおいで満たした角層をバリア保護膜で閉じ込め、外的刺激をシャットアウト。ダメージを受けた角層を整え、しなやかな肌へ導きます。肌になじむと一枚膜を張ったような、さらっとした仕上がり。

スキンバリアが乱れて過敏になりがちな肌をやさしく整え、ゆらぎにくいすこやかな状態に導くパック。角層柔軟化成分により、肌をやわらかくなめらかに整えることで、バリア機能のケアをサポートします。

秋のゆらぎ乾燥肌を立て直すには、日々の丁寧なケアと生活習慣の見直しが不可欠です。スキンケアで保湿を徹底し、生活リズムを整えるなど、身体の外側と内側からのケアを両立させることで、冬に向けて安定した肌を育てることができます。
今年の秋は早めの乾燥対策&保湿ケアで、乾燥に負けないうるおい肌を手に入れましょう。