CACコラム

インナーケア

2025.10.23

vol.52

美味しいだけじゃない!美肌に効く秋の旬食材10選

美味しいだけじゃない!美肌に効く秋の旬食材10選

食欲の秋。魚から野菜、果物まで、実り豊かな旬の食材がずらりと並ぶ季節です。実はこれらの食材は、美味しいだけでなく、美肌づくりに欠かせない栄養がたっぷり含まれています。夏に受けた紫外線ダメージのリセットや、乾燥が気になりはじめる秋の肌悩み対策にもぴったり。そこで、高い美容・健康効果が期待できるおすすめの旬食材を10種類紹介します。早速チェックして、食べながらキレイを叶える秋の美容習慣を始めましょう!

CONTENTS

秋の旬食材と美肌の関係

食事を楽しむ女性

旬の食材は、その時期に最も栄養価が高く、体が必要とする成分を豊富に含んでいます。他の時期と比べて、新鮮で美味しいのはもちろんのこと、同じ量を食べたとしても、栄養価が倍、もしくはそれ以上になると言われています。
特に秋の食材は、夏に受けた肌ダメージを回復させ、これから迎える乾燥の季節に備えるための“美肌栄養素”がたっぷり。
秋の旬食材に多く含まれる栄養素と美容効果をまとめると――

  • 抗酸化作用:ビタミンA・C・E、ポリフェノールなどがシミ・シワ予防や年齢に応じたケアに効果的。
  • ビタミン補給:ビタミンB群やCは紫外線ダメージや肌あれケアに役立つ。
  • 水分補給:果物や根菜に多い水分・カリウムが、むくみや乾燥対策をサポート。
  • 腸内環境改善:食物繊維を多く含むきのこや芋類が、便秘解消&肌あれ防止に貢献。

秋は基礎代謝が高まり、身体が自然と栄養を欲する季節でもあります。そのタイミングで旬の食材を取り入れることは、効率よくエネルギー補給できるだけでなく、美容効果を最大限に引き出せる絶好のチャンス。
まさに秋の味覚は「美味しい美容サプリ」。毎日の食卓に取り入れることで、夏の疲れをリセットしながら、うるおいとハリのある肌づくりにつながります。

美味しく食べて美肌に!秋の旬食材10選

旬の食材

秋は「実りの季節」。旬の食材には、夏の疲れを癒し、冬に備えて肌を底上げしてくれる栄養がたっぷり! ここでは、美味しく食べながら美肌を叶える、今こそ取り入れたい10の旬食材をご紹介します。

①かぼちゃ

主な栄養素:βカロテン(ビタミンA)・ビタミンC・ビタミンE・カリウム・食物繊維

かぼちゃに含まれる抗酸化力の高いβカロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変わり、肌や粘膜をすこやかに保ち、乾燥やシワを防ぐ働きをします。また、かぼちゃには“美肌の三大ビタミン”と呼ばれるビタミンA・C・E(エース)がそろっており、老化や紫外線ダメージを内側からしっかりブロックします。
ビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれ、血行を促進してハリと透明感をアップ。ビタミンCは美白効果やコラーゲン生成を助け、うるおいのある肌へ導きます。食物繊維やカリウムも豊富で、便秘改善やむくみ予防にも◎。
さらに、種には女性ホルモンのバランスを整えるリグナンも含まれ、女性にうれしい栄養が詰まっています。

効果的な食べ方

βカロテンやビタミンEは脂溶性なので、油と一緒に摂ると吸収率がアップ。ソテーや天ぷら、グリルにするのがおすすめです。茹でた場合はスープや煮汁も飲むと、ビタミンCを無駄なく摂取できます。さらに、皮にも栄養が豊富なので、できるだけ丸ごと調理するのがベスト。

②さつまいも

主な栄養素:食物繊維・ビタミンC・カルシウム・カリウム・ヤラピン

秋の味覚に外せないさつまいも。食物繊維がたっぷりで腸内環境を整え、便秘解消やデトックス効果に優れています。腸が整うと肌あれ予防にもつながるので、“食べてキレイ”を叶える強い味方です。
また、さつまいもはビタミンCの宝庫。しかもデンプンに守られているため加熱しても壊れにくいのが特徴です。紫外線で受けたダメージを修復し、コラーゲン生成をサポートしてハリと透明感をアップします。さらに、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸の抗酸化作用もプラスされ、エイジングケアにも効果的。
注目したいのが、皮と実の間に多い成分ヤラピン。腸の動きを助けて便を柔らかくし、便秘解消に効果的。皮ごと食べることで、栄養を余すことなく摂取できます。

効果的な食べ方

おすすめは蒸し芋や焼き芋。低温でじっくり加熱することで甘みが引き出され、ビタミンCもそのままキープできます。煮物や炊き込みご飯など、汁ごと食べる調理法なら栄養を逃さず摂取可能。皮ごと食べるのが美肌のポイントです。

③きのこ類(しいたけ・舞茸・しめじなど)

主な栄養素:ビタミンD・ビタミンB群・食物繊維・βグルカン・カリウム

秋に旨味が増すきのこ類は、低カロリーなのに栄養満点の美容食材。腸内環境を整える食物繊維が豊富で便秘や肌あれを予防。さらに、ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、肌のターンオーバーを促し透明感のある美肌に導きます。
また、しいたけ・舞茸・しめじなどには免疫力を高めるβグルカンが豊富。紫外線やストレスによりダメージを受けた肌の修復をサポートし、体の内側から元気と美しさをチャージできます。

  • しいたけ:エリタデニンによる血流改善、天日干しで増えるビタミンD。
  • 舞茸:βグルカンやビタミンB2が豊富で、免疫力・美肌サポートに。
  • しめじ:「香り松茸、味しめじ」と言われるほど旨味が強く、オルニチンやナイアシンで代謝をアップ。

効果的な食べ方

炒め物・スープ・煮物・炊き込みご飯など、万能に使えるきのこ。しいたけは天日干しでビタミンD量が増えるのでおすすめです。低カロリーで食物繊維が多いため、ダイエットや腸活にも最適。複数種類を組み合わせることで旨味と栄養の相乗効果も期待できます。

④柿

主な栄養素:ビタミンC・βカロテン・ポリフェノール(タンニン)・カリウム

「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われるほど栄養満点の秋フルーツ。柿1個で1日の必要量を満たせるほどビタミンCが豊富で、紫外線ダメージの回復やコラーゲン生成をサポートし、シミ・しわ・そばかす予防に効果的です。さらにβカロテンが体内でビタミンAに変わり、乾燥肌や免疫力低下を防ぎます。
また、柿に含まれるポリフェノール(柿タンニン)はぶどうの約5倍、赤ワインの20倍とも言われるほど強力な抗酸化作用を持ち、アンチエイジング効果も抜群。カリウムはむくみや肌の水分バランスを整え、デトックス効果にも期待できる、美肌のスーパーフードです。

効果的な食べ方

冷やしてそのまま食べるのはもちろん、サラダやヨーグルトにプラスして美肌デザートに。ビタミンEを含むナッツやオイルと合わせると、抗酸化力がさらにアップ。皮にも栄養が多いため、薄くむくか皮ごと食べるのがおすすめです。

⑤梨

主な栄養素:水分・ビタミンC・カリウム・アスパラギン酸・食物繊維・ポリフェノール

みずみずしい秋の味覚、梨は約90%が水分で、乾燥しやすい秋の肌に内側からうるおいを与えます。また、ビタミンCやカリウムも含まれており、抗酸化作用やデトックス効果もあるうれしい食材。ビタミンCが免疫力を高めて肌再生をサポート。カリウムが体内の塩分を排出し、むくみを解消。ペクチン(食物繊維)が腸内環境を整えるため、肌の透明感アップやデトックス効果も期待できます。
さらに、アスパラギン酸は疲労回復をサポートし、ミネラルの吸収を助ける働きがあります。梨には抗酸化作用のあるポリフェノールも含まれ、肌の健康維持におすすめです。

効果的な食べ方

生でそのまま食べるのが最も栄養を効率よく摂取できる方法。皮には食物繊維や栄養素が多く含まれるため、スムージーにして摂取すると腸活効果が高まります。水分が多いため、内側からのうるおい補給に最適です。

⑥ぶどう

主な栄養素:ポリフェノール(アントシアニン、レスベラトロール)・カリウム・ビタミンC・ビタミンB群

秋に旬を迎えるぶどうは、ポリフェノール(特にレスベラトロール)が豊富で、肌老化の原因となる活性酸素や糖化ストレスから細胞を守ります。カリウムも含まれ、体内の余分な塩分を排出してむくみを防ぎ、透明感ある肌をサポート。さらに、ビタミンCやB群、ブドウ糖なども含み、疲労回復や肌の再生にも効果的です。
ぶどうのポリフェノールは皮に多く含まれるので、皮ごと食べるのがおすすめ。また、種にもポリフェノールが多く含まれているため、ジュースや種を活用したスキンケア製品でも美容効果が期待できます。

効果的な食べ方

冷やしてそのまま食べるのがおすすめ。甘みと栄養を効率よく摂取できます。毎日少量ずつ食べることで、ポリフェノールやビタミンCを効率的に補えます。乾燥させたレーズンにしておやつ感覚で摂取するのも◎。

⑦りんご

主な栄養素:ポリフェノール・ビタミンC・ビタミンE・食物繊維・カリウム・リンゴ酸

秋の代表的な果物・りんごは、ポリフェノールを豊富に含む秋の代表的な果物です。ポリフェノールには抗酸化作用があり、肌の炎症を抑えるエイジングケア効果が期待できます。
また、「りんごダイエット」が流行ったように、腸内環境を整えるペクチン(食物繊維)やカリウムが豊富で、便秘やむくみの解消などデトックス効果もあり、腸活やダイエットにも活用できます。
さらに、ビタミンCやビタミンEも含まれ、肌の透明感アップや内側からの美肌作りをサポートします。クエン酸やリンゴ酸などの「有機酸」が含まれており、疲労回復効果があります。

効果的な食べ方

栄養は皮やその近くに多く含まれるため、できるだけ皮ごと食べるのがおすすめです。皮ごと食べるのが難しい場合は、薄くむくかコンポートなど加熱調理でも栄養を摂取可能です。

⑧サンマ

主な栄養素:オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)・ビタミンB2・ビタミンD・ビタミンA・カルシウム

秋に脂がのるサンマは、DHA・EPAといったオメガ3脂肪酸が豊富。血流を促し肌のターンオーバーをサポートするとともに、炎症を抑える働きでニキビや赤み肌ケアにも役立ちます。脳のアンチエイジングや、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす作用もあり、生活習慣病を予防する効果も期待できます。
さらに、ビタミン類やカルシウムが肌や髪の健康を保ち、抗酸化作用によるエイジングケア効果も期待できます。
また、サンマに含まれる「セレン」は肌の老化を防止する効果があり、貧血予防に有効な鉄分も含まれています。

効果的な食べ方

塩焼きやホイル焼きで脂が流れ落ちないように調理するのがおすすめです。大根おろしと一緒に食べると、焼き魚の焦げに含まれる発ガン性物質を分解する酵素が働き、美味しさと安全性がアップ。

⑨鮭(秋鮭)

主な栄養素:アスタキサンチン・オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)・ビタミンB群・ビタミンD・タンパク質

一年中食べられる鮭でも「秋鮭」とも言われる通り、秋が一番おいしい季節。鮭は最強クラスの抗酸化成分アスタキサンチンを豊富に含む、肌のハリと弾力を守るスーパー食材。ビタミンEの約1,000倍、ビタミンCの約6,000倍という、高い抗酸化作用で紫外線ダメージやシワ、シミを防いで肌老化をケアしてくれます。
さらにDHA・EPAやビタミンB群、ビタミンD、良質なタンパク質も豊富で、肌のターンオーバーをサポートし肌のバリア機能を強化。免疫力が高まり、風邪を引きにくい体づくりにつながるなど、体全体の健康維持にも役立ちます。

効果的な食べ方

ムニエルやホイル焼き、ソテーなど、油と一緒に調理すると脂溶性の栄養素が効率よく吸収できます。皮にDHAやコラーゲンが豊富なため、できれば皮ごと食べるのがおすすめ。レモンを添えるとアスタキサンチンの抗酸化作用をさらにアップします。

「腸活ドリンク」で美肌をサポート!

美肌作りに欠かせない、秋の旬食材。しかし、いくら栄養豊富でも、毎日バランスよく摂るのは意外と大変。特に腸内環境を整える食物繊維や、乳酸菌などは不足しがちです。
そこでおすすめなのが、毎日手軽に飲める「腸活ドリンク」。乳酸菌やオリゴ糖、食物繊維を含むドリンクを取り入れることで、腸内環境が整い、体の内側から肌の調子をサポートしてくれます。
秋の味覚と腸活ドリンクを組み合わせて、内側からうるおいとハリのある美肌を目指しましょう。

腸内環境に着目し、ガラクトオリゴ糖とビタミンCを配合したゼリータイプの栄養機能食品。腸内の善玉菌をサポートしながら肌リズムを整え、内側からの美しさと快調な毎日を応援。飲み切りやすい60gの手軽に摂りやすいジュレタイプで、爽やかなりんご味も美味しい。

腸内環境を整えるガラクトオリゴ糖、美肌をサポートするビタミンC・B2、さらにむくみケアに注目のコーンシルク※エキスを配合したミックスベリー味のゼリー。腸内善玉菌をサポートしながら、内側からキメの整ったなめらかな肌へと導き、毎日のリズムを整えて健康と美肌を応援します。

※コーンシルクとは、トウモロコシのひげ(雌しべの一種)を乾燥させたもの。むくみケアなど美肌との関わりが注目されています。
※コーンアレルギーをお持ちの方は、飲用にあたってかかりつけ医にご相談ください。

秋の食卓には、美味しさと栄養がぎゅっと詰まった旬の食材が揃っています。旬の食材をバランスよく取り入れて、秋の味覚を楽しみつつ、“内側からのスキンケア”ですこやかな美肌を育てていきましょう。