CACコラム

スキンケア

2024.04.25

vol.16

その肌あれ、本当の原因は?
主な原因と対処法

その肌荒れの本当の原因は?

ひとくちに肌あれといっても、吹き出物、乾燥、かゆみなど、症状はさまざま。肌あれの原因は、「外的要因」と「内的要因」の2つに大きくわかれます。その中で主な原因と対処法をご紹介します。

CONTENTS

外的要因(1)紫外線や乾燥による肌あれ

紫外線による肌荒れ

紫外線を浴びた肌は、シミのもととなるメラニンの生成が活発になるほか、肌のバリア機能が低下することで、水分保持力が弱まって肌が乾燥しやすい状態となり、肌のハリ・弾力が低下してしまいます。
また、夏は冷房の影響も。室温の低下に比例して湿度も低くなるため、肌がみずからを乾燥から守ろうと皮脂を多めに分泌するようになります。そのべたつきを解消しようと、顔をゴシゴシと拭いたり、強くこするような洗顔を繰り返すと、肌表面がダメージを受けてしまい、肌のバリア機能が低下し、ターンオーバーが鈍り、乾燥につながります。
夏の高い気温や湿度のせいで肌表面はベタついているのに、肌の内部が乾燥している「インナードライ」という状態になりやすいのも夏の肌の特徴。この場合、あぶらとり紙や強い洗顔で肌表面の皮脂を取り除いても、肌は水分蒸散を防ごうとさらに皮脂を分泌してしまうため、表面のべたつきの根本的な解決にはなりません。

外的要因(2)アレルギーによる肌あれ

花粉、ダニ、ハウスダスト、食べ物など、特定のアレルギー原因物質に対して、排除しようと起こるのがアレルギー反応です。反応の現れ方は人によって異なりますが、それが肌に出ると赤みやかゆみ、乾燥などの肌あれ症状となります。
また、アレルギーの原因が直接肌に触れることによって起こる肌あれもあります。アクセサリーなどの金属や衣服の繊維、動物、植物、化粧品、洗剤などがおもな原因で、湿疹や腫れ、かゆみが出て広がっていくのが特徴です。
アレルギー反応を起こしやすい人は、自己判断のケアをするよりもまず、皮膚科を受診し、アレルギー原因物質を特定する検査を受け、対策のアドバイスをもらうのがいいでしょう。
アレルギーが起こりやすい人の場合、肌が乾燥して表面が荒れていると、より刺激を受けやすい状態に。日頃から肌のバリア機能を高めるスキンケアを行って、できるだけアレルギー反応を抑えられるような肌状態をつくっておきましょう。

内的要因(1)食生活の乱れによる肌あれ

紫外線による肌荒れ

“内臓の映し鏡”ともいわれる肌をトラブルから守るには、食事から摂る栄養が不可欠。食生活の乱れや偏食は、疲労や肌あれを招きます。サラダや野菜ジュース、サプリだけでは栄養不足気味。胃もたれや飲酒による肝臓への負担、便秘など、内臓の不調も肌あれの原因になります。肌あれを改善して健やかな肌になるために大切なのは、さまざまな栄養素をバランスよく摂ることです。
まずは、体や肌の材料となるタンパク質。肉や魚、卵、乳製品など、皮膚をつくるうえで非常に重要で、体の代謝アップにも役立ちます。
次に、ビタミンA。色の濃い緑黄色野菜などに多く含まれ、抗酸化作用があります。保湿成分の生成を促進し、肌や粘膜を強くする働きも。そして、ビタミンC。緑黄色野菜や果物はもちろん、ジャガイモやカリフラワーなど色の薄い野菜にも含まれています。抗酸化作用で紫外線に対する抵抗力も高まるほか、コラーゲンの生成も促進。保湿やエイジング効果などの期待ができるでしょう。

内的要因(2)ホルモンバランスの乱れ

女性の生理周期

女性の場合、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と 「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類の女性ホルモンの分泌が生理周期に合わせて変化し、体や肌の状態に影響することがあります。
生理前になると、「エストロゲン」の分泌が低下します。エストロゲンは肌の保湿と弾力性に関与するため、分泌の低下は肌の乾燥を引き起こし、敏感な状態に繋がります。一方で、「プロゲステロン」の分泌は活発になります。プロゲステロンは皮脂分泌を刺激する働きを持っているため、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビや吹き出物が生じやすくなります。肌のバリア機能も低下しやすい状態のため、過剰なケアやいつも使用しているものとは違う新しい化粧品を試すことは避けた方が良いでしょう。

肌の機能を取り戻すCACのスキンケア商品

肌あれにはさまざまな原因があり、対処法もそれぞれ異なりますが、共通して大切なのは、バランスの良い食事、適度な運動、質の高い睡眠を心がけること。そして、傷ついた角層をケアして肌のバリア機能を高めることです。

CACのスキンケア商品はオイルや防腐剤、品質保持成分は完全無添加*。肌の排泄機能を妨げたり、角層を傷つけたりする成分は配合せず、糖類・多糖類・アミノ酸のちからで角層を整えます。糖類・多糖類は、肌に水分を保持し、乾燥を防ぐ保湿、さらに肌を保護する作用に優れており、アミノ酸は、傷ついた角層のケアおよび肌のpHバランスを調整し、健康な状態を維持する作用があります。
肌にはもともと、汗や皮脂などを排泄する働きがあり、排泄された汗や皮脂が常在菌によって混ざり合うことでできる皮脂膜が外部刺激から肌を守ってくれているのです。肌の機能が適切に働くためには、ターンオーバーが滞りなく行われ、角層が整うことが不可欠であり、それこそが健康な肌への第一歩となります。

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