CACコラム

スキンケア

2024.06.27

vol.20

夏も肌は乾燥する!?
「インナードライ肌」に要注意

インナードライ肌に要注意

気温や湿度が高く、日差しも強い夏。汗や皮脂の分泌が盛んで、乾燥とは無縁と思いがちですが、夏にも肌が乾燥する理由は多くあります。また、肌の表面が潤っていると感じても、実は肌の内部が乾燥している「インナードライ肌」の可能性も。肌荒れの原因となる、夏ならではの乾燥の理由や対処法をご紹介します。

CONTENTS

夏の乾燥、理由は紫外線と冷房

夏の肌が乾燥する理由は主に「紫外線」と「冷房」のふたつが挙げられます。
紫外線は肌の角層にダメージを与え、肌のバリア機能を低下させます。これにより、肌が外部からの刺激に対して弱くなり、水分が蒸発しやすくなります。さらに、紫外線は皮膚の深部にあるコラーゲンやエラスチンにダメージを与えるため、肌の弾力が失われ、乾燥やしわの原因となります。
次に、冷房が効いた部屋は湿度が低くなり、肌がみずからを乾燥から守ろうと皮脂が多めに分泌されるようになります。そのベタつきを解消しようと、タオルで強く顔を拭いたり、強くこするような洗顔を繰り返すと、肌表面がダメージを受けてしまい、肌のバリア機能が低下。肌の水分保持力も低下し、乾燥やトラブルにつながることも。

夏の肌に起こりやすい?「インナードライ」とは

健康な肌、乾燥肌、インナードライ肌

紫外線や冷房などのダメージを受け、夏の肌内部は乾燥しがち。角層が水分不足になり、肌表面も乾燥しやすい時期です。
このように乾燥が原因となる肌状態に「インナードライ」があります。これは、ダメージを受けた肌がみずからを乾燥から守るため過剰に皮脂を分泌し、皮脂膜を作ろうとする肌状態のこと。乾燥肌同様に角層の水分は少ないですが、皮脂分泌が多く表面がベタついているのが特徴です。とくに夏場は気温や湿度の上昇で汗や皮脂の分泌が活発なため、肌の表面はなんだかしっとりと潤っていることも。つい、夏場のオイリー肌だと勘違いしてしまいがちです。しかし、あぶらとり紙や洗顔で表面の皮脂を取り除いても、肌は水分の蒸散を防ごうとするので、さらに皮脂を出してしまうのです。

洗顔後10分待つ

手軽に見極める方法としては洗顔後、何もつけずに10分ほど置いて、カサカサしたら乾燥肌。カサつきやつっぱり感がなくテカってきたらオイリー肌。つっぱってテカり気味になったらインナードライ肌が疑われます。

インナードライ肌の対策

大切なのは、傷ついた角層を修復し、肌本来のバリア機能を取り戻すこと。インナードライ肌の場合、表面の油分を取り除くことを優先しがちですが、それは一時的なテカリ対策に過ぎず、むしろ乾燥を促進させてしまいます。肌の内部からきちんと保湿すれば、肌の状態が正常に整い、過剰な皮脂分泌も抑えられます。

日中はこまめに日やけ止めを使用し、肌を紫外線から守りましょう。洗顔は朝晩の2回、洗浄料を使用するのがおすすめですが、肌をごしごしこするような洗い方は禁物。たっぷりの泡でやさしく包み込むように洗い、きちんと汚れを落とすことがポイントです。洗顔後は保湿ケアを入念に。CACでは、保湿成分として糖類・多糖類やアミノ酸が配合されたノンオイルの化粧水や美容液、パックなどがあります。角層に潤いをたっぷり届け、肌のバリア機能を整える役割を持っています。

肌の表面が潤っていたり、皮脂が多いように感じたりする夏の肌。しかし、たくさんの外部刺激を受けた肌はバリア機能が低下し、肌の内部は乾燥している場合も。インナードライ肌のケアは、外側だけでなく内部の水分バランスを保つことが重要です。夏でも保湿を行い、健やかな肌を保つよう心がけましょう。

おすすめ商品紹介