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vol. 3

その肌荒れ、本当の原因は? 肌荒れの原因と改善方法(後編)

スキンケア

2017.07.06

食生活の乱れによる肌荒れ(原因・改善方法)

前述したように小さな細胞の集まりであり“内臓の映し鏡”ともいわれる肌を、トラブルから守るには食事から摂る栄養が不可欠。食生活の乱れや偏食は、疲労や肌荒れを招きます。サラダや野菜ジュース、サプリだけでは栄養不足気味。胃もたれや飲酒による肝臓への負担、便秘など、内臓の不調も肌荒れの原因になります。

では、肌荒れを改善して健やかな肌になるためには、どんな栄養素が必要なのでしょうか。野菜や果物でビタミンCをたっぷり? 栄養ドリンクでコラーゲンを摂取? 大切なのは、さまざまな栄養素をバランスよく摂ることです。特定の栄養素だけ摂っても健やかな体、肌には近づけません。

まずは、体や肌の材料となるタンパク質。肉や魚、卵、乳製品など、皮膚をつくるうえで非常に重要で、体の代謝アップにも役立ちます。

次に、ビタミンA。色の濃い緑黄色野菜などに多く含まれ、抗酸化作用があります。保湿成分の生成を促進し、肌や粘膜を強くする働きも。そして、ビタミンC。緑黄色野菜や果物はもちろん、ジャガイモやカリフラワーなど色の薄い野菜にも含まれています。抗酸化作用で紫外線に対する抵抗力も高まるほか、コラーゲンの生成も促進。保湿や美白、アンチエイジングに効果が期待できるでしょう。

化粧品・スキンケアによる肌荒れ(原因・改善方法)

化粧品やスキンケアが原因で肌が荒れてしまうことがあります。かゆみ、腫れ、ひりひりする、ごわごわする、ニキビなどの症状が出たら、すぐに化粧品を使うのをストップ。少し様子を見て、症状がおさまらない場合は皮膚科を受診するのがいいでしょう。

では、なぜ化粧品で肌荒れしてしまうのでしょうか。化粧品の中には、アルコール、防腐剤、香料、界面活性剤などを含むものがあり、人によっては、そうした成分が刺激となって角質層が傷ついてバリア機能が低下したり、アレルギー反応を起こして接触皮膚炎になったりすることもあります。

また、健康な肌状態であれば荒れない人でも、バリア機能が低下して敏感になっていたことで荒れてしまうことも。ごしごし強くこするような洗顔やスクラブの使い過ぎなどで、バリア機能を阻害しないように気をつけましょう。さらに、生理前で肌が敏感になっている時期も肌荒れが起こることがあります。

敏感肌にならないために、メイクをきちんと落とすことも大切です。油分を含んでいるものがあり、放置すると酸化して肌荒れやくすみ、ごわつきの原因に。メイクを落とさずに寝てしまうなんてことは、もってのほかです。加えて、メイクに使うスポンジや化粧筆なども雑菌が繁殖しやすく、肌表面のトラブルや炎症につながる可能性もあるため、こまめに洗うか取り替えるなどして清潔に保つのがいいでしょう。

肌荒れにはさまざまな原因があり、対処法もそれぞれ異なっています。しかし共通して大切なのは、バランスの良い食事、適度な運動、質の高い睡眠を心がけること。そして、傷ついた角質層を修復して肌のバリア機能を高めること。肌にはもともと、汗や皮脂などを排泄する働きがあり、排泄された汗や皮脂が常在菌によって混ざり合うことでできる皮脂膜が外部刺激から肌を守ってくれているのです。肌の排泄機能が適切に行われるためには、滞りなくターンオーバーが行われて角質層が整うことが不可欠であり、それこそが健康な肌への唯一の道。荒れた肌を修復するには、水分を染み込ませてオイルやクリームでフタをするケアが最適というような通説もありますが、実はオイル成分はターンオーバーの大敵です。皮脂とは異なるオイルの影響で排泄機能が滞ったり、オイルに含まれる防腐剤や酸化防止剤などによって角質層が傷ついたりと、トラブルの原因に。すると皮脂膜を形成できなくなり、肌はいっそう乾燥して悪循環に陥ることもあります。健康な肌を取り戻すためには、肌の細胞の栄養源に限りなく近い糖類や多糖類、アミノ酸が配合されたノンオイルの化粧水やパックなどで肌を修復することが必要。そうすることで、肌荒れは徐々におだやかになり、肌本来の力を取り戻していくでしょう。